livingbymyselfのブログ

両親と夫を相次いで見送り、怒涛のように生きた7年を経て、現在に至る。。。
子どもたちは独立。
さて!一人暮らしのスタートです!
力まずたるまず自然体で書いていきたいです。

おかえりなさい。

現在、実家には長女一家が住んでいます。


2006年に父、2010年に夫、そして母、

という順番に不幸が続いたことで、

わたしはなかば逃げるよう次女と共に居を移しました。


一人暮らしを始める前に6年間、

哀しみを次女と分かち合う日々をそこで経験しました。


彼女が結婚してそこから出ることになると、

不思議なくらい実家への想いが募ります。


次女と暮らした住まいにももちろん愛着はありましたが、

古い実家はその比ではありません。




実家の存在は、それだけで重いです。




古い分使いづらいけれど、

思い出と愛着と、

おそらくは家自体のわたしへの想いが醸しだす

他の人にはわかってもらえないはずの執着みたいな

見えない糸にひかれる重さがあります。




もどせない時計の針、

2010年の春も夏も秋も冬も、

たしかに過ごしたはずなのに記憶はおぼろです。



進むしか道はないと頭で理解はしていても、

その日まで故人たちが生活していた名残りを見ると

ただつらくなり、泣くばかりでした。



泣き疲れてから少し眠り、

ぼーっとするまもなく現実に戻り、

心がよじれて息もできない。


安易に狂えたらという衝動と戦いながら

必要な書類を揃えることや手続きは待ったなし。

哀しみに蓋をして事務処理に追われた日々。


今でも実家のお仏壇の前に座ると、

つらかった瞬間がランダムに投影されます。


あの時は、乗り越えることと

ただただ生きていくことだけをつよく念じて

弱い自分にできる限り目を背けるしかなく、

現実が現実である以上、

恨むこともできずにもがくばかりでした。


7年たって振り返ると、

あれだけの深すぎる心の生傷も

時間が癒やしてくれた気がするし、

今でも時折涙は出るけれど

それは生傷に苦しんでいた頃の痛みとは違い、

故人たちへの深い感謝と変わらぬ確かな愛と、

何よりも自分や娘たちの生をただ讃えるために必要な涙だと

その変化を実感します。


生きていくには、

笑顔を生みだすためにこそ涙も必要ですね。




昨日は東京のお盆の入り。


焙烙の上でおがらを炊いて、

空からわが家を目指すための灯りを用意して、

常に新生していくわたしたちであり続けるようにと、

お線香をあげたあと娘たちと一献。



天空に住む故人たちが、

降りてきてくれるというこの数日を、

やはり大事にしたいと思うわたしです。

おはようございます。

今日も暑くなりそうですね。。。


はじめまして。

東京下町の片隅で生きてます。

いつのまにか


ごじゅうろく歳(@_@;)!


……になっていました。



まさにアッという間にトシをとった

っていうのが実感で。。。


むか〜し趣味のブログを書いていて

またあの頃みたいに自分と向かい合いたいな

なんて思っています。


一人暮らしを楽しむ方法は千差万別!



時に貪欲に

時にさっぱりと

時にアップダウンしつつの毎日を

記していければ嬉しい😄です。



よろしくお願いします!